Tales of Verifier

テストエンジニアが自分の将来に不具合が起こらないことを確かめ合うRPG

1.1 情報セキュリティの概念 〜 1.2 情報セキュリティの特性と基本的な考え方

情報セキュリティスペシャリスト取得のために、以下の本で勉強をスタートしています。

情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2013年版

情報処理教科書 情報セキュリティスペシャリスト 2013年版

これひと通りやったら「マスタリングTCP/IP」でも買ってネットワークよりに手を出したい。

1.1 情報セキュリティの概念

セキュリティとは

安全

情報セキュリティとは

情報の機密性、完全性及び可用性を維持すること。さらに、真正性、責任追及性、否認防止及び信頼性のような特性を維持することを含めてもよい

JIS Q 27001, JIS Q 27002より

つまり

企業や組織の重要な財産(資産)である情報(情報資産)のセキュリティを確保し、維持すること

が情報セキュリティ

情報セキュリティには2種類ある

物理的セキュリティと論理的セキュリティ

1.2 情報セキュリティの特性と基本的な考え方

機密性 (Confidentiality)

権限がある人間だけが情報にアクセス(や書き換えなどの操作)を行える

完全性 (Integrity)

データに欠落、重複、改ざんがない(矛盾・以上がない)

可用性 (Availability)

頻繁に使えなくなったりしない。動いてるけど遅すぎて使えなかったりしない。
→多重化、バックアップ、定期的な保守で可用性を高められる


↑の3つで「C・I・A」と覚える
情報セキュリティの定義によると、以下の特性を加える場合もある

真正性

なりすましがない

責任追及性

動作の主体が一意に追跡できる

否認防止

証拠がある

信頼性

操作や結果に矛盾がない、期待どおりである

情報セキュリティのためには何をすればいいのか

  • どんなリスクがあるか、どの程度影響があるのかを分析する
  • 何を守ればいいのか、どの程度守ればいいのか考える
  • どんな脅威があるのか考える
  • 現在どこが脆弱なのかを知って対応する
  • 情報セキュリティの基準と方針をはっきりさせて、手順を決める
  • 使いやすさとのバランスを考える
  • 問題が起きないように気をつけつつ、起きた時の被害を抑える対応をする
  • 第三者レビュー
  • 「最小権限の原則」
  • 一人に似たような複数の権限を与えない
  • フェールセーフ
  • シンプルなシステムにする
  • 分散化
  • 多重化