アジャイルサムライ読書メモ 第4章 全体像を捉える
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 42人 クリック: 1,991回
- この商品を含むブログ (245件) を見る
インセプションデッキの前半について。
- チームの全員が目標をはっきりと理解する
- 開発している理由を把握する
ことで、意思疎通をスピーディかつ確実に。
我われはなぜここにいるのか?
自分がつくろうとしているものの現場に行って、確かめる。ユーザーになるであろう人たちと一緒に過ごしてみる。
→ジャンルによっては難しそう。もちろんやったほうがいいのは分かるんだけど。
エレベーターピッチを作る
エレベーターピッチ=ごく短時間(エレベーターに同乗しているレベルの時間)で、自分のやるorやっていること及びそのすばらしさを伝える
結果を出して定時に帰る時短仕事術:30秒、250字で魅力を伝える――エレベーター・ピッチとは - 誠 Biz.ID
エレベーターピッチを作るメリットは
- 明快になる
- チームの意識を顧客に向けさせる
- 核心を捉える
エレベーターピッチのテンプレは、キャズムという本のがいい。
- 作者: Geoffrey A. Moore
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: Kindle版
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
パッケージデザインを作る
もし自分の作るフォフトウェアがそのへんのスーパーに並んでいたら・・・。
そこで手にとって買いたくなるように、
- アピールするポイントを探る
- キャッチコピーをつける
- パッケージのデザインを考える
この作業を通して、「なぜつくるのか」をチーム内で共有できる。楽しく。
キャッチコピーを考えるときに大事なのが、「機能」でなく「機能によって得られる効能」を押すこと。
インテルデュアルコアプロセッサー搭載
じゃなくて
エクセルマクロの実行時間が半分に!
といった感じ。 *1
やらないことリストを作る
プロジェクトのスコープを明確にする。このとき
- やること
- やらないこと
に加えて
- やるかやらないかあとで決める
欄もあるといい。
「ご近所さん」を探せ
プロジェクトメンバーだけだと思っていた関係者が、実は他にもいたりする。
助けを借りなければならない場面が来る前に、つながりを持っておくとスムーズ。
自分のまとめ
とにかくチームの意識をあわせる。「なんとなく」で作り始めないことが大事。
ここでみんなの意識をあわせておく、チームの作業スコープを明らかにしておけば、「あれ、こんなんでいいんだっけ?」と迷ったときに戻ってきて確認できる。
*1:本の例とは違うのを勝手に作りました