Tales of Verifier

テストエンジニアが自分の将来に不具合が起こらないことを確かめ合うRPG

『tddbc tokyo 1.5 基調講演』を視聴した



Video streaming by Ustream
2011年のTDDBC tokyo 1.5のid:t-wadaさんの講演の動画です。
内容については見ていただくとして、自分にとってのポイントだと思ったのが、
テストと一口に言っても「誰が」「何のために」するテストかが違うよね、ってところ。

開発のためのテスト、品質保証のためのテスト

2年弱テストエンジニアとして仕事してて思ったのが、しばしば(自分も含め)この2つがごっちゃになってるなぁということ。
開発者の不安を除いて、開発プロセスをうまく回していくためのテストなのか。
それとも一定のレベルの品質になっていることを保証するためのテストなのか。
どちらをやるかによってお客さんへの提案内容から自分が身に付けることから全部変わってくるのに、ここらへんが入社時から理解できていなかったと反省したところ。
理解できていなかった、というよりは、自分が開発回すためのテスト技法・ツールに興味があったので、テストといったらそっちだと思ってしまっていたのが問題だった。
そうじゃなくて、品質保証としてのテストを要求される場合もあるし、自分がいる会社ではむしろそっちをメインでやってるんだと、頭ではなく心で理解できたッ。

自分がどの道を行くか

翻って、自分はどういうスキルを身につけてどんな仕事をしていきたいのか考えてみた。QAよりも開発回すテストのほうに重きをおいて身につけたい。

  • 開発のためのテスト≒静的にコードをチェック、コードレビュー
  • 品質保証のためのテスト≒動的検証

なイメージがあって、「静的検証で発見できる不具合は動的検証前につぶしておくべき」だと思っているから。
「人間は人間にしかできないことを」と講演でもあったように、ツールにかけて見つかる不具合はツールに探させるべきで。
とか言うと開発さんから「そんなヒマ無い」と言われそうだし、そういうところに「じゃあこっちでやりますよ」と言えるように、なっとくといいんじゃないかなぁ自分。ペーペーなんでわかんないですけど。
とにかく開発しないテストエンジニアの方でも一度見てみるべきですよこの講演。