『「捨てる!」技術』を読んだら、捨てられる気がしてきた
恥とモノの多い生涯を送って来ました。 自分には、人間のミニマムな生活というものが、見当つかないのです。
人間失格パロディはさておき、今回は『「捨てる!」技術』を読みました。
2000年に出て大ヒットした本書。「新装・増補版」と書いてあるので、中身がグレードアップしてるっぽいです。
処理に困ったら捨てることを考えよう
この本のキモは
処理に困る=捨てることを考えよう
ということ。これだけでもいいくらい。
よく「まだ使える」「もったいない」と言って、モノを処理せずにため込んでる人がいる。
それが間違いの始まりで、一度「どうしようかなこれ」と思ったら、まず捨てる方向で考える。
既に家にあるもので代えが効くかどうか考えたり、買い直すのにどのくらいのコストがあるか考えたり。それで問題なければ、スッパリ捨てましょうということ。
捨てるための考え方
捨てるための考え方と、捨てる具体的なテクニックが10ずつ挙げられている本書。
中から、個人的に響いた「捨てるための考え方」2つをご紹介。
いつかなんて、こない
この本一番の名言だと思ったのが、
"いつか"なんてこない
いつか使うかもしれない、なんて思ってモノを取っておいても、そんな日はこない。
「そのうち飲みにいこうね!」と同じくらい実現可能性の低いこと。
いつかいつかで判断先延ばしにしてるものは、モノに限らず約束とかいろんなことがあるなぁと反省。捨てます。
収納法・整理法で解決しようとしない
「収納の達人(だいたいオネエ)」が主婦を訪ねて行ってあの手この手で収納する、100円ショップの棚とか使ったりして「やだ便利ー!」みたいなコーナー。テレビで見たことある気がする。
でも、その手のテクニックでカバーしちゃうと、結局モノが増え続けたら入らなくなる。物理的に限界がくる。
この本はそれを許さず、収納法・整理法は「捨てる」という発想から遠ざかるからダメだという。確かに同意。
特に、自分みたいに「ものぐさで整理できない人」にとっては、収納術を身につけるくらいなら捨てちゃってモノを減らしたほうが圧倒的に効率がいい。
捨てよう。すぐ捨てよう。
本棚に挿しておくエナジードリンク的一冊
1回読んだら何度も読み返す本じゃないけれど、「よし、捨てよう!」って気持ちになりたいときにパラパラめくると良さそう。
エナジードリンクみたいに一瞬は効果があると思う。この本読んでやる気になってる隙に、モノを捨てる。
またしばらくしたら、読んで、モノを捨てる。
繰り返していれば、自然にモノが減ってる・・・はず。やってみます。
- 作者: 辰巳渚
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 新書
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