『僕は自分が見たことしか信じない』から学ぶ、成長するための最重要ポイント
サッカー日本代表、内田篤人。
本田圭佑や長友佑都、川島永嗣、そして長谷部誠といった選手たちは、芯が通っていてストイックにサッカーに取り組んでいるような印象を受ける。
一方で、内田篤人はイケメンなこともあって、どこか飄々として「熱っぽさ」がないように思われることが多い。
実は、内田篤人こそ一番軸があって熱いものを秘めている選手なのかもしれない。
内田篤人という強い芯
ほかの方々よりも優れているところがあるとすれば、意外かもしれませんが、なにげに“〝内田篤人”〟という自分を持っているところでしょうか。カラダの芯は人並みかもしれませんが、心の芯は強いほうだと思います
と本人が語っているように、強い芯を持ってサッカーに取り組んでいることがわかる。
サッカー選手ではない自分たちが真似すべきところも沢山ある。
どんな状況でも選ばれる人間になる
サッカーは1チーム11人で行うスポーツ。そこにはメンバー争いがあり、監督交代やチーム戦術によって選手が入れ替わることもあるし、コンディションが良くないと思われれば外されることもある。
ところが、内田はそういったことに影響されずに「常にメンバーに選ばれる」ことを重視しているらしい。
一番意識するようになったのは、どうしたら常に試合に出られるのか、ということ。少しくらいコンディションが悪かろうが、戦術的な理由だろうが、常に使われる選手になること。これはワールドカップだけではなく、所属するチームでも言えることだけれど、どんな状況でも、監督に先発の11人に選ばれる選手になりたいと強く思うようになった
2010年の南アフリカワールドカップで、メンバーに選ばれていながら出場時間0分だった内田の一言には、重みがある。試合に出たい、出てなんぼ。
人のせいにしない人間が伸びる
この本の中で、一番印象に残っているのがこの部分。
今、僕はドイツにいます。ヨーロッパの人たちは、怒るとすぐに人のせいにしてきます。おもしろいもので、人のせいにする人は伸びないんです。常に反省がないから。僕のせいじゃないのでは? と疑問に思うことも多々あります。そういうときに僕は「はい、僕が悪かったです。その代わり、今あなたが捨てた“〝伸びる”〟分を僕にください」って思うようにしています。 人を責めると一生後悔します。だから、気をつけましょう
自分のせいじゃない、だから悪くない。そう考えてしまうことはほんとうによくある。
いままで生きてきて、いったいどれだけの伸びる分を無駄にしてきたんだろうと。
この内田篤人の考え方、多分すぐにはできないけど、できるようになりたい。
そしたらもっと伸びられる。
- 作者: 内田篤人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/06/11
- メディア: 文庫
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