Tales of Verifier

テストエンジニアが自分の将来に不具合が起こらないことを確かめ合うRPG

会話中に「曖昧な言葉」もしくは「独自定義の言葉」を使われるときつい

言いたいことはタイトルで終わってるのですが、仕事上のコミュニケーションにおいて、ことばの微妙なズレがボディブローのように効いてくることがあります。
自分のことを棚に上げて、書いてみることにします。

自分で定義したことばを勝手に導入するのは問題

たとえば何かしらソフトのテストの手順書に

決定ボタンを押下する

と書いてあったとしましょう。
これ、

  • 1手順
  • 1操作
  • 1ステップ

などなどいろんな言い方をすると思うんですよ、その場その場で。
この上のワード、ここに出てきてないのも含めて、同じ意味だったり、一方が一方に含まれる場合も多いのではないでしょうか。
「1手順」が複数の「操作」で構成されていたり。
こういった言葉が現場で定まっている(決定ボタン押下のような最小単位を「操作」と呼ぶとか)のであれば、それは守りましょうよというのが私の言いたいことです。

聞き手に僅かな手間を与える。積もり積もると「不信感」に。

そのときの会話の文脈から、聞き手が「この人は手順のことを操作と言ってるんだな」というのが推測できます。推測できるんだけれども、この推測の手間ってけっこう大きいと思うんですよね。
大きく間違っているのであればその場で訂正するのですが、話が続いていたりすると頭のなかで置換してしまう。
これって話聞いてるほうは地味に不快で、「この人何いってんだかわかんないんだよな・・・」という不信感につながりかねません。
正直自分が「その言葉どういう意味で使ってるの?どれのことを言ってるの?」と思うたびに「大学(院)時代は教授にこういう思いをさせていたのか・・・」と反省しきりです。

合流メンバーは特に気をつけましょう

これは自分の後輩もしくは後輩になるかもしれない人に向けての言葉ですが・・・
既に進行中のチームやプロジェクトに入ったら、そこで使われている言葉をまず察しよう
オレオレ定義の言葉を使うと情報伝達に失敗します。
相手が上司とか先輩なら多少我慢してくれたり指摘してくれたりするかもしれませんが、同期とかお客さんとかだったら「こいつと話すのめんどくさいな」で終わりかもしれません、よ。

伝え方が9割

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