Tales of Verifier

テストエンジニアが自分の将来に不具合が起こらないことを確かめ合うRPG

アジャイルサムライ読書メモ 第6章 ユーザーストーリーを集める

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

アジャイルサムライ−達人開発者への道−

  • 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2011/07/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 42人 クリック: 1,991回
  • この商品を含むブログ (245件) を見る

文章化の難しさ

分厚いドキュメント作ったところで、時間がかかってばかりだし、それでプロジェクトがうまくいくことはない。
弊害として

  • 変化に対処できない
  • 顧客の欲しいものではなく、仕様に合わせて作ることになる
  • 下手な推測や誤った前提を招き寄せる
  • 多くの時間を無駄にする

id:yoshikiito_elのつぶやき:確かに誰も読まないものは書いてもしょうがないよね)
といったことが起こる。文書に頼りすぎるのをやめよう。

情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです

そこでユーザーストーリーですよ

ユーザーの欲しいフィーチャを小さなカードに書く。名刺とかはがきくらいのサイズ?
このとき詳細は書かない。キーワードくらいにとどめておいて、検討はまだしない。
詳細を書けないようにあえて小さいカードになっている。

ユーザーストーリーを「会話の約束」だと考えよう。しかるべき時が来たら詳細を検討するが、それは本当に必要だという確信を持てるようになってからの話だ。

良いユーザーストーリーには「顧客にとっての価値」が書かれている。
どんな技術で実現するかよりも、処理が何秒で終わるとか、ビジネスの観点から評価できることを書く。⇒お客さんがわくわくするようなストーリーを!

よく出来たユーザーストーリーの特徴
  • Independent
  • Negotiable
  • Valuable
  • Estimatable
  • Small
  • Testable

頭文字をとってINVEST

顧客含めチームのメンバーで「ストーリー収集ワークショップ」を開催するとよい